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  • 執筆者の写真ヘルシー志向

バリ宗教とバリ人とのつながり

バリ文化と密接なかかわりのある、バリ宗教。

このページはそんなバリ宗教がいったい、どんなもので

バリ人の方がバリ宗教をどのようにして信仰しているのかについて説明させてもらえたらと思います!!


ヒンドゥー教と密接のつながりのあるバリ・ヒンドゥー。ヒンドゥー教というと多神教のイメージがあり、既存の研究においても多神的な宗教として考えられてきましたが、バリ・ヒンドゥーではサンヤン・ウィディという唯一至高の神を信じる宗教だそうです。しかし、その制約は絶対的な訳ではなく若干の曖昧さも潜在的に含んでいるらしく、また、その中身を主にアガマ(宗教)とアダット(慣習)の二つに分類する事ができるといいます。アガマ(宗教)とは地域によって変化しないものであり、唯一神に対する信仰とか祈りといった行為として認識されており、アダット(慣習)は地域によって異なるものであり、儀礼とか供物の具体的な手続きはこっちとして認識されているそうです。

つまり、バリ舞踊といった儀礼はアダットに分類されるわけです。

このように祈りが宗教の核となっているバリ宗教ですが、実際にはどのようにバリ人の方と結びついているのでしょうか。


バリ人の中では祈りの重要性自体は浸透しているものの、その実践については人々の間に大分偏差が存在しているそうです。実際、日々の祈りは全くしないバリ人の方が毎日献身的に祈りをささげる人たちよりも数は多いそうで、儀礼の活動から離れて祈る人もかなりの割合存在しているそうです。

この祈りの動機は呪術に対する警戒心や願い事をかなえたいといった理由から祈る傾向が強く見受けられ、現在のバリ人の祈りは唯一神に対する祈り(スンバヤン)と祈願としての祈り(ドア)が社会的には分かられていない状態であって同じ祈りであったとしてもその動機は結構異なっている事が多い。

こういった現象は私たちが日常生活でのお願いを神様に祈ったりすることと似ているように感じました。

日本の宗教・文化とは成立の背景もまったく違うバリ・ヒンドゥ―ですが

似ている部分や全く違う部分を探すことで宗教・文化について勉強する事も面白くなるのかななんて感じました。

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